八月納涼歌舞伎
2016年 08月 12日
南の島から帰るやいなや、今日は同僚女士4人でのお楽しみ会、銀座ランチからの歌舞伎鑑賞でした。
今回は、二階中央2列目を売り出しと同時に確保しました。
最前列はなかなか取れませんまあ、天覧席の真後ろなので、勿論全体を隈なく見られて、かつ、役者の顔もしっかり見えました。
第2部 「東海道中膝栗毛」
違和感ありませんか?
「らすべがす」って…
まるで逆バージョン宝塚のショー、のようでしたよ。
ラスベガスの場面では、金髪の紳士淑女やら編みタイツのダンサーが踊りまくり…
よおおおくみると、男も女も全部男ですから、まるでゲイバー…
染五郎のアメリカ公演のパロディーやら、今の政治の世界の風刺やら、オリンピックやら、今年しか上演できない演目です。
元々歌舞伎の「東海道中膝栗毛」は、その時代時代に起こっていた話題や事件や流行などを取り入れて演じるものだそうです。
この配役
劇場支配人 出飛人 → ディビット と読む。
石油王夫人 麗紅花 → レベッカ と読む。
アラブの石油王 亜刺比亜太 → さて、何と読むでしょう?
正解
「アラビアータ」だそうです
ふざけてません?
※以下ネタバレです。
弥次さん喜多さんが江戸で借金を踏み倒して大家のお金を奪ってお伊勢参りの途中、冨士川で流されて鯨の背中に乗って米国ラスベガスへたどり着き、カジノでイカサマして追われ、ラスベガスの大噴水に吹き飛ばされて日本に戻って伊勢に着くが、追っ手(借金取り)に追われて隠れた場所が、伊勢の花火大会に用意された花火の筒の中。花火が打ち上げられるのと一緒に打ち上げられた2人が宙乗りで空高く飛んで行くという落ち。
バイバイキーン
夏の風情満載、笑い満載の大納涼歌舞伎でございました。
二幕目は ↑
これまた江戸の夏の風情たっぷり。
こちらは、正統派。洒脱で楽しい舞踊でした。
七之助の美しいこと!
さて、来週からは予定もなくのんびりできるので、目白押しだったイベントを1つ1つ振り返ってみよう。
by i-meisui
| 2016-08-12 21:21
| 歌舞伎・舞台