安芸の宮島 3
2012年 11月 17日
早朝6時半からの拝観に出かけて、人のいない神社の写真を撮ることにした。
宿屋の玄関を一歩出て、絶句。
大粒の雨に強風。海も荒れている。
部屋から見た山側の空は穏やかだったのに。
がっくりして引き返し、温泉に入った。
朝餉のお膳は、卓上で火を付ける大粒のあさりのみそ汁が美味しい。
ふっと湯気の立つ厚焼き玉子も、自家製湯葉入り豆腐も美味しかった。
食事が済んでふと外を見ると、空は明るくなってゐたので、急ぎ支度をして出かける。
時刻は八時。
既に、修学旅行生が列になって神社に向かっていた。
こんなに早い時間から見学とは、少し不思議な感じがしたが、後でその理由がわかることとなる。
潮が満ちていた。
修学旅行生の一群がはけて、次の一群が来る間の空間に身を置いて拝観する。
朝のお清めをする巫女さんや神官達の姿があちこちに見られる。
社殿内の各社を詣り、おみくじを引き、旅の安全を祈りお守りを頂き、寸志を納めて、
外に出ると、再び時雨が颯っと・・・
叢時雨だ。空は明るい。雨もやむだろう。その足で紅葉谷へ向かう。
紅葉谷への緩やかな上り坂に人影はなく、少し心細くなる。
しかし、この景色を見たら心細さなどどこへやら
ここまでは、別の通りを無料バスが通っているらしく、それで私の歩いた道に人が少なかったわけだ。
ここからロープウエイで弥山に登る。
弥山は、パワースポット!
終点から山頂までは徒歩。距離は1キロに満たないが、登りは急だ。
所々にある神社仏閣にお参りしながら登る。
獅子岩展望台から四国側の海を望むと、今日の天気が気になる空模様。
正面の岩山にこれから登る。
傾斜は急だが距離が短いので、高齢者でも登れる。膝が悪いと下りが大変かもしれない。
運動不足の私には登りがかなりきつかった。
上から恰幅のいい三人の白髪の山伏達が太い声で笑いながら下山してくるのとすれ違った。
手に錫杖を持って軽快に下ってくる。
・・・と見えて(想像して)しまって、にんまりしてしまった。
(本当は手にストックを持った白髪の紳士達)
千二百年燃え続けているという弘法大師の護摩の炎
くぐり岩は弥山の大鳥居
山頂には誰もいなかった。
神が降り立つ岩という場所で、パワーをめいっぱい吸い込む。独り占めだ!
下りはほとんど駈け下りる感じ。
途中ロープウエイで一緒になった山口の老夫婦のご主人と会い、お一人で登るとのこと。
笑顔のやさしいご主人でした。
下りのロープウエイでは、大阪の中年夫婦と一緒になる。大阪の人は楽しい。
そこで、ふと海側を見ると、虹がでている!
最初に目にした虹だ。(中央にかすかに)
これだけでも、吉兆、瑞兆と大騒ぎしていたが、
豊国神社に詣ると、
これには、巫女さんや神官さんも皆出てきて、
こんな完全な虹は珍しい、虹の根元を見たのも初めて!と大騒ぎ。
わかるだろうか、海の上に虹が立っている。
ひとしきり興奮して、厳島神社に降りると、そこからは虹が見えなかった。
風は強く、海は波立っている。
実は私が弥山に登っている間、厳島神社は閉まっていて拝観できなかったそうだ。
なぜなら、満潮と大潮が重なって、神社内は浸水状態だったから。
残念、その景色も見たかった。
道理で、修学旅行生が朝早くに見学を済ませていたわけだ。
いよいよ宮島ともお別れの時が来た。
腹ごしらえをして、
穴子の下のごはんも、味がしみてて美味い。
高速艇で、宇品へ向かう。
近くて遠いのは海の道。
宿屋の玄関を一歩出て、絶句。
大粒の雨に強風。海も荒れている。
部屋から見た山側の空は穏やかだったのに。
がっくりして引き返し、温泉に入った。
朝餉のお膳は、卓上で火を付ける大粒のあさりのみそ汁が美味しい。
ふっと湯気の立つ厚焼き玉子も、自家製湯葉入り豆腐も美味しかった。
食事が済んでふと外を見ると、空は明るくなってゐたので、急ぎ支度をして出かける。
時刻は八時。
既に、修学旅行生が列になって神社に向かっていた。
こんなに早い時間から見学とは、少し不思議な感じがしたが、後でその理由がわかることとなる。
潮が満ちていた。
修学旅行生の一群がはけて、次の一群が来る間の空間に身を置いて拝観する。
朝のお清めをする巫女さんや神官達の姿があちこちに見られる。
社殿内の各社を詣り、おみくじを引き、旅の安全を祈りお守りを頂き、寸志を納めて、
外に出ると、再び時雨が颯っと・・・
叢時雨だ。空は明るい。雨もやむだろう。その足で紅葉谷へ向かう。
紅葉谷への緩やかな上り坂に人影はなく、少し心細くなる。
しかし、この景色を見たら心細さなどどこへやら
ここまでは、別の通りを無料バスが通っているらしく、それで私の歩いた道に人が少なかったわけだ。
ここからロープウエイで弥山に登る。
弥山は、パワースポット!
終点から山頂までは徒歩。距離は1キロに満たないが、登りは急だ。
所々にある神社仏閣にお参りしながら登る。
獅子岩展望台から四国側の海を望むと、今日の天気が気になる空模様。
正面の岩山にこれから登る。
傾斜は急だが距離が短いので、高齢者でも登れる。膝が悪いと下りが大変かもしれない。
運動不足の私には登りがかなりきつかった。
上から恰幅のいい三人の白髪の山伏達が太い声で笑いながら下山してくるのとすれ違った。
手に錫杖を持って軽快に下ってくる。
・・・と見えて(想像して)しまって、にんまりしてしまった。
(本当は手にストックを持った白髪の紳士達)
千二百年燃え続けているという弘法大師の護摩の炎
くぐり岩は弥山の大鳥居
山頂には誰もいなかった。
神が降り立つ岩という場所で、パワーをめいっぱい吸い込む。独り占めだ!
下りはほとんど駈け下りる感じ。
途中ロープウエイで一緒になった山口の老夫婦のご主人と会い、お一人で登るとのこと。
笑顔のやさしいご主人でした。
下りのロープウエイでは、大阪の中年夫婦と一緒になる。大阪の人は楽しい。
そこで、ふと海側を見ると、虹がでている!
最初に目にした虹だ。(中央にかすかに)
これだけでも、吉兆、瑞兆と大騒ぎしていたが、
豊国神社に詣ると、
これには、巫女さんや神官さんも皆出てきて、
こんな完全な虹は珍しい、虹の根元を見たのも初めて!と大騒ぎ。
わかるだろうか、海の上に虹が立っている。
ひとしきり興奮して、厳島神社に降りると、そこからは虹が見えなかった。
風は強く、海は波立っている。
実は私が弥山に登っている間、厳島神社は閉まっていて拝観できなかったそうだ。
なぜなら、満潮と大潮が重なって、神社内は浸水状態だったから。
残念、その景色も見たかった。
道理で、修学旅行生が朝早くに見学を済ませていたわけだ。
いよいよ宮島ともお別れの時が来た。
腹ごしらえをして、
穴子の下のごはんも、味がしみてて美味い。
高速艇で、宇品へ向かう。
近くて遠いのは海の道。
by i-meisui
| 2012-11-17 11:50
| 一人旅