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松山 2

この日程で、四国に渡るというのは無理があったかもしれないけど、
「船で音戸の瀬戸を通り瀬戸内海を渡る」のが目的で、そのおまけにするには、もったいない地だった。
いずれまた、ゆっくり四国を巡ってみたい。

宿の仲居さんたちも気の良いおばちゃん達で、朝餉も楽しくすませて道後温泉本館へ行く。
空気が冷たく、冬を感じる朝だった。早朝なのでがら空き。
館内見学と休憩なしの神の湯の券を買う。
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先に皇室専用浴場「又新殿(ゆうしんでん)」「ぼっちゃんの間」を見学して、温泉へ入る。

漱石の右の写真はよく見るけれど、左の写真に注目した。
一緒に見学してたおばちゃんが「漱石はなかなかイケメンやな」
ほんま。
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神の湯には、おばあちゃんが10人ほどゆったりと体を洗っていた。
よく見えるコンタクトをしたまま入ったので、まあ本当に何から何まではっきり見えて、
なんだか昔の絵巻物やら浮世絵を見てるようだった。

湯上がりに、厠へ行こうかと思い、引き戸を開けて見たけれど、暗い廊下の先に「男女共用」の文字。田舎の家の廊下の突き当たりにあったお便所のようで。ここは本当に昔のままなのだなと思った。

さて、船が出るまであと5時間。
初めて松山に来た旅人に、どこを勧めますか?

開館と同時に、正岡子規記念博物館に入る。
神経を集中させて、全ての展示物に目を通した。
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これが複製だとは思わなかったが、絶筆三句、授業でとりあげただけに感動もひとしお(撮影禁止なのでこれは資料をコピー)
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さて、駅へ向かう道すがら、からくり時計を横目で眺めて、路面電車で大街道に向かう。
坊ちゃん電車の車掌さん達が可愛い(*^_^*)
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此処が、大街道か~ 小説で何度も目にした地名。
今は現代的な繁華街だが、なだらかな上り坂を松山城に向かって登っていくと、本当に坂の上の雲の町に来たんだなぁとしみじみ思う。
やはり雲が印象的だった。
ここは本丸天守閣前。お山の頂上ぞな。
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時間いっぱいできるだけ見たいところを見ようと思う。
松山城は石垣が印象的なお城だった。
良い風景だと思ってたまたま撮影した場所が、帰宅して見たら、私の電子辞書の「松山城」の写真と同じだった。(この風景は有名だったのですね。)
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石垣もう一つ
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ゆるキャラ「よしあきくん」(^_^;)
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天守閣までがんばって登ってきて、お茶を一服。坊っちゃん団子1個食べかけ御免。
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いっきに下山して、秋山兄弟の生家へ。
解説係の女性が丁寧に丁寧に案内してくれた。
丁寧すぎるな、と思ったら、新人さんだそうで、まだ修行中。
「信さん」と「淳さん」を逆に言ってたケド、気づかないふりをした。
遠い昔の話ではなく、つい最近のことなんです。という言葉が心に残った。
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時間ぎりぎりいっぱい! あー「坂の上の雲ミュージアム」 時間無し(T_T)
        去っていく身の後ろ髪、ひく三味線は大街道

走ってバス停へ向かう途中雨が降り出す。さっきまであんなに晴れていたのに。
雨の中、松山観光港へ。
昨日の夜は暗くて見えなかったが、港の桟橋?横に長~い造り。
中央の搭乗口のようなものがぐいーんと伸びてフェリーの2階デッキに接続する仕組み。
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帰りは、高速艇スーパージェットに乗る。ちょっとワクワクする。
船の名前は「道後」
松山港でも宇品港でも、港で働く人達の高速船を見る表情は、なんだか眩しい物をみているような眼差しで、皆ニコニコしている。本当に船が好きで可愛い子供みたいなんだなぁと感じた。
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空はもう晴れている。
今回の旅は天気が不安定で、晴れたり曇ったり時雨が降ったりと忙しかった。
しかし、そのおかげで、厳島も海も松山もいろいろな表情を見ることができて、数倍楽しめたと思う。

帰りの海上で遭遇したこの虹は、もっとも感動的だった。
赤橙黄緑青藍紫を全部識別できる虹!虹の中を船が通っているように見える。
よく見ると二重に虹が架かっていた。
携帯で撮影したものが一番良く写っており、せっかくの一眼の写真はイマイチ。残念
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厳島と松山 

こうしてブログに写真をまとめて見ると、色彩が全く違う。 

平安末期と明治初期への旅。楽しかった。。。。。

一人旅、やみつきになります。

こんな食事↓も、平気でできるようになっちゃう。
空港で、いい歳した女性が一人で缶ビールぐび・・・なんて、私にはムリ・・・と思ってたけど、出張帰りのビジネスおじさん達に混ざって、どうせ知った顔はなしと。
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写真は500枚ほど撮影。

取り急ぎ、余韻が冷めないうちに記録。

                                        谢谢
by i-meisui | 2012-11-22 09:26 | 一人旅

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