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和宮ゆかりの雛人形を見に

行ってきました。   国立歴史民俗博物館

みぞれ交じりの雨がそぼ降る中。

閉館時間間近だったのでほとんど人もおらず、仄暗い展示室で、ひとり人形に囲まれてちょっと怖かった。

和宮さん所縁の内裏雛
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男雛が左(向かって右)に位置するのは「古式」です。昔は左が上位だったのです。
逆になったのは近代になってから。

とても小さくて質素な内裏雛でした。
有職雛で、有職に忠実な装束を身に着けています。
女雛の着物は菊花の文様、男雛は直衣を着ています。

和宮といえば、「篤姫」の時に堀北真希が演じていましたが、しもぶくれのお顔がこのお雛様となんだか似ていると思いました037.gif

牡丹唐草文蒔絵雛道具
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写真はほんの一部で、たくさんの道具がありました。
小さな小さな百人一首の札や、ギヤマンの器、香道具等々。葵のご紋をちゃんと刺繍したものも。

これらの雛道具、和宮が宮中から持参したものは江戸城本丸焼失時に燃えてしまい、その後江戸で作らせたものだそうです。



御所人形 着せ替えもできます。
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これらは、和宮の兄孝明天皇の形見分けで和宮の手元に渡ったもの。
10体ほどがずらりと並んで、こちらをジッと見つめており、なんとなく息遣いのようなものを感じてゾワゾワッとしてしまいました。

ちょうど、染五郎演じる孝明天皇(八重の桜)に拝顔したばかりだったものでなおさら。(;゚Д゚)
 (話はそれますが、久しぶりに見た染五郎、少し歳をとって色気と貫録がつきましたね)


展示品は期待していたよりも少なかった。

ちょこっと時間が余ったので、ついでに、奈良・平安の常設展示室へ寄って、今授業でやっている『蜻蛉日記』に登場する藤原兼家の東三条殿のジオラマを見て、道長の自筆の御堂関白記を見、道長の字はイマイチであることを確認して帰ってきました。




   ※写真は全てパンフレットより
by i-meisui | 2013-02-19 22:00 | 展覧会等

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by meisui momo