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金沢ひとり旅 その6 和倉温泉

和倉温泉まで、のんびり走って2時間くらい。

あの、有名な「加賀屋」を見物し、隣の辻口博啓の店「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」でお茶した。
運良く窓際の席に通してもらえた。
外海と違い、富山湾内の更に内側七尾港の海は、驚くほど静かで、沢山の海鵜がぷかぷかお風呂のアヒルみたいに浮かんでいた。
加賀屋もこの店も造りが海に張り出しているけれど、おそらくどんな台風でも波が上がらないのだろう。

地元の材料を使って作られたスイーツ。私は「白山」を選ぶ。五郎島金時のスイートポテトとラズベリーのスイーツ。
ここでもおまけに「YUKIZURI」が。
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繊細な味。美味しい。
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周囲を見回すと、若い女の子達は皆、お皿にケーキが2つのっかっている。
気持ちはわかるわ~ 無理してもそうすればよかったかな。

それにしても、和倉温泉は、海と温泉以外は何もない、静かな町だ。
雨風のせいか、だれも歩いていない。
せっかくだから、日帰り温泉「和倉総湯」に入ることにした。

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入ってみると、湯殿は贅沢な広い造り。お客は、私と、孫を連れたお婆さんとあと2人ほど。
月曜の昼間の温泉。
露天も立ち湯もサウナもあるし、飲む温泉もある。ちょっと飲んでみたら、塩水だった!和倉のお湯は塩分が多いのだ。
身体の芯まであったまって、休憩室で休憩。

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お昼ご飯は、海鮮と決めていたので、車を走らせつつ捜す。と、メイン道路に大きく「信寿司こちら→」と看板が見えたので、思い切って右折。
すると長~い土塀が・・・・・・ 
なんだか料亭みたい、一見さんお断り的な?
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(↑の写真はお借りしました)
ちょっとびびる
駐車場はガラガラだったので、だめもとで入ってみることにした。
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入り口の右側に、お品書きを貼った看板が立っており、カウンター席は予約無しで入れる旨が記されていたので安心して暖簾をくぐった。
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玄関を入ると、玄関がこんな感じ。作務衣を着たおばちゃんが出迎えてくれて、奥の部屋へ。
廊下も部屋も畳敷き

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大きなカウンターのみの部屋は庭に面しており、先客は若い女性3人組。若い板さんがお相手をしており、私の方は年配の板前さんが担当してくれた。


おまかせ「極み」7貫コースを頼む。
板前さんは、こちらから話しかけるといろいろな話をしてくれた。


お寿司7貫と海老の小鉢サラダ 茶碗蒸し 潮汁 デザートは紫芋のプリン

かわはぎと肝  車エビ  能登あわび  寒ブリ  まぐろ(とろ) うに能登の塩添え  アカニシ貝

アカニシ貝 七尾でしか獲れない貝だそうです。貝の中で最もお高いそうです
これだけは写真撮りましたぜ

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ここで初めて知ったこと。
「のどぐろ」は、能登の人は「猫またぎ」と言って、美味しくない魚という位置づけなのだそうだ。
深海魚で油が多く、すぐ痛み、重油くさくなるので生では絶対食べないそうだ。
食べるとしたら、焼き魚で。焼き魚にしても、油が多いのでほんの少しでお腹がもたれるので、切り身を少しだけ。
生で出している店があるとすれば、それは客が求めるからで、地元の人は好んで食べないとのこと。

のどぐろのどぐろと騒いでいるテレビに皆だまされてる?!


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車じゃなかったらなぁ~~~~007.gif


さて、明日は和倉温泉が登場する泉鏡花の『山海評判記』を読もう。



by i-meisui | 2017-02-26 16:42 | 一人旅

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