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<   2012年 11月 ( 22 )   > この月の画像一覧

何屋さん?

松山にて。

初め、何を売っているのかわからなかった。
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by i-meisui | 2012-11-25 14:26 | 一人旅

松山 2

この日程で、四国に渡るというのは無理があったかもしれないけど、
「船で音戸の瀬戸を通り瀬戸内海を渡る」のが目的で、そのおまけにするには、もったいない地だった。
いずれまた、ゆっくり四国を巡ってみたい。

宿の仲居さんたちも気の良いおばちゃん達で、朝餉も楽しくすませて道後温泉本館へ行く。
空気が冷たく、冬を感じる朝だった。早朝なのでがら空き。
館内見学と休憩なしの神の湯の券を買う。
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先に皇室専用浴場「又新殿(ゆうしんでん)」「ぼっちゃんの間」を見学して、温泉へ入る。

漱石の右の写真はよく見るけれど、左の写真に注目した。
一緒に見学してたおばちゃんが「漱石はなかなかイケメンやな」
ほんま。
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神の湯には、おばあちゃんが10人ほどゆったりと体を洗っていた。
よく見えるコンタクトをしたまま入ったので、まあ本当に何から何まではっきり見えて、
なんだか昔の絵巻物やら浮世絵を見てるようだった。

湯上がりに、厠へ行こうかと思い、引き戸を開けて見たけれど、暗い廊下の先に「男女共用」の文字。田舎の家の廊下の突き当たりにあったお便所のようで。ここは本当に昔のままなのだなと思った。

さて、船が出るまであと5時間。
初めて松山に来た旅人に、どこを勧めますか?

開館と同時に、正岡子規記念博物館に入る。
神経を集中させて、全ての展示物に目を通した。
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これが複製だとは思わなかったが、絶筆三句、授業でとりあげただけに感動もひとしお(撮影禁止なのでこれは資料をコピー)
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さて、駅へ向かう道すがら、からくり時計を横目で眺めて、路面電車で大街道に向かう。
坊ちゃん電車の車掌さん達が可愛い(*^_^*)
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此処が、大街道か~ 小説で何度も目にした地名。
今は現代的な繁華街だが、なだらかな上り坂を松山城に向かって登っていくと、本当に坂の上の雲の町に来たんだなぁとしみじみ思う。
やはり雲が印象的だった。
ここは本丸天守閣前。お山の頂上ぞな。
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時間いっぱいできるだけ見たいところを見ようと思う。
松山城は石垣が印象的なお城だった。
良い風景だと思ってたまたま撮影した場所が、帰宅して見たら、私の電子辞書の「松山城」の写真と同じだった。(この風景は有名だったのですね。)
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石垣もう一つ
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ゆるキャラ「よしあきくん」(^_^;)
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天守閣までがんばって登ってきて、お茶を一服。坊っちゃん団子1個食べかけ御免。
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いっきに下山して、秋山兄弟の生家へ。
解説係の女性が丁寧に丁寧に案内してくれた。
丁寧すぎるな、と思ったら、新人さんだそうで、まだ修行中。
「信さん」と「淳さん」を逆に言ってたケド、気づかないふりをした。
遠い昔の話ではなく、つい最近のことなんです。という言葉が心に残った。
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時間ぎりぎりいっぱい! あー「坂の上の雲ミュージアム」 時間無し(T_T)
        去っていく身の後ろ髪、ひく三味線は大街道

走ってバス停へ向かう途中雨が降り出す。さっきまであんなに晴れていたのに。
雨の中、松山観光港へ。
昨日の夜は暗くて見えなかったが、港の桟橋?横に長~い造り。
中央の搭乗口のようなものがぐいーんと伸びてフェリーの2階デッキに接続する仕組み。
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帰りは、高速艇スーパージェットに乗る。ちょっとワクワクする。
船の名前は「道後」
松山港でも宇品港でも、港で働く人達の高速船を見る表情は、なんだか眩しい物をみているような眼差しで、皆ニコニコしている。本当に船が好きで可愛い子供みたいなんだなぁと感じた。
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空はもう晴れている。
今回の旅は天気が不安定で、晴れたり曇ったり時雨が降ったりと忙しかった。
しかし、そのおかげで、厳島も海も松山もいろいろな表情を見ることができて、数倍楽しめたと思う。

帰りの海上で遭遇したこの虹は、もっとも感動的だった。
赤橙黄緑青藍紫を全部識別できる虹!虹の中を船が通っているように見える。
よく見ると二重に虹が架かっていた。
携帯で撮影したものが一番良く写っており、せっかくの一眼の写真はイマイチ。残念
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厳島と松山 

こうしてブログに写真をまとめて見ると、色彩が全く違う。 

平安末期と明治初期への旅。楽しかった。。。。。

一人旅、やみつきになります。

こんな食事↓も、平気でできるようになっちゃう。
空港で、いい歳した女性が一人で缶ビールぐび・・・なんて、私にはムリ・・・と思ってたけど、出張帰りのビジネスおじさん達に混ざって、どうせ知った顔はなしと。
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写真は500枚ほど撮影。

取り急ぎ、余韻が冷めないうちに記録。

                                        谢谢
by i-meisui | 2012-11-22 09:26 | 一人旅

松山 1

人生初めての四国の地。
初めの一歩は、松山観光港のタラップ。わくわく♪というよりなんだか寂しい。
これが「旅愁」ですね。一人旅ならではのあじわい。
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松山観光港は新しく近代的な施設だったが、下船したのは二十人足らず、外は暗いし人はいないし、
皆も足早に目的地へ去っていく。
立ち止まって写真を撮るという気分でもなく、周囲の流れに合わせて私も急いで家に帰る人のように足早にバス停へ向かった。
今思うと、もっと夜の松山港を激写しておけばよかった、失敗(>_<)

港から松山市内へはリムジンバスが出ているが、その出発時刻は高速艇の到着時刻に合わせてあり、フェリー到着時には適当なバスがない。
よって、ピストンバス(150円)で最寄りの駅へ行き、電車で松山まで行く。
最寄り駅は「高浜」。終着駅で電車はここで松山に折り返す。
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駅舎の雰囲気も、ますます寂しい気持ちがつのるようで、いい感じだった。(^^;)
ホームは暗い。
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ここから電車に乗ったのは3人ほど。

最も「旅愁」を感じた時間だった。

時刻は7時前、帰りの通勤時間帯だというのに、電車はがらがら。
県庁所在地とはいえ、やはり地方都市はのんびりしている。いいなぁほんと・・・

松山市駅から、市内線という電車に乗り換える。
電車だとばかり思っていたら、路面電車だった。(まあ、それも電車か)
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なんてのんびり走る電車だろう。信号で止まるし、駅と駅の間隔は恐ろしく短いし。
そして、ついたのがここ
「余ガ故国伊予ニハ名湯アリ、道後ノ湯ト名(なづ)ク。」
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あまりにも都会なので、びっくりした!
もっとのんびりした郊外を想像していた。
松山市が大きな都市なので、道後が近づくにつれて、本当にもう道後に着いちゃうの?と不思議に思っていたら、やっぱり道後は都会の一部だった。

しかし道後温泉本館だけは、異空間でした。人も少なくていい感じ。
お向かいに「道後麦酒館」なるものも発見! あーー入りたい!
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ここも「千と千尋」の湯屋のモデルの一つらしい。
台湾の九份とここと。

少し道に迷いながらも、宿に無事到着。
ロビーに・・・
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お~~~。ドラマ撮影用の衣装だとか。
旅館のロビー全体がレトロな感じなので、違和感なく受け入れられました。はい。
帳場には矢絣の着物に袴、束髪の娘さん。(実際束髪だったかどうかは疑問。私の脳内変換かも)

道後温泉本館は朝風呂にすることとして、この夜は宿の温泉に浸かる。
宿泊客はそれなりに居るようだったが、時間帯のせいか3人ほどしかはいっていなかった。
露天風呂にも入り、満足。

風呂上がり、冷水をのんだりしてまったりしていると、5歳と3歳くらいの男の子兄弟を連れて、若いお母さんとお婆ちゃんが入ってきた。
男の子達が伊予弁をしゃべってる!可愛い! それとも土佐弁かな?
そして 「お母さん、なんで子供は女の子のお風呂にはいれるの?」

男の子の小さいのは、ほんとうに可愛いなぁ
息子の小さい時を思い出す。



遅い到着だったので、軽食を頼んでおいた。松山名物「生鯛飯」。
卵とタレと薬味をがっと混ぜて、鯛の刺身をたっぷり乗せたご飯にどばっとかけて食べる。うま~~
じゃこ天も麦酒のつまみに最高ですね。
お汁には必ず松山揚げが入ってて、美味しいし便利だし軽いし、帰りに買って帰った。
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ここも、お仕事などで一人で泊まる人も多く、一人メシ、問題なしだった。
by i-meisui | 2012-11-20 16:46 | 一人旅
宇品から乗った松山行きのフェリー。
(大きな船に乗客は20人いるかいないか、車は乗っていなかった。採算は取れるのだろうか?
いつか船便は無くなってしまうのではなかろうか・・・)

宇品の次はに寄港する。

第二の旅はこのから始まる。(実際は音戸の瀬戸は呉を出港した後に通過する)
は言わずもがなの軍港だ。
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風光明媚とは言えないが、その景色は胸にせまるものがある。

呉港に寄港したとき、写真を撮ろうと甲板に出ると、中年の女性が一人写真を撮っていた。
私の姿を見ると、話しかけてきた。
「すごいですね~軍艦。うちのおじいちゃんに見せてあげたいわ。やっぱりあの歳だと此処は特別な思いがあるでしょう?ねえ」戦争を体験しているんですね。
「私の父も、思い出のある所だと思います」
「あの船も近くで見るとほんとに大きいですね~」
その女性はいつまでも港を眺めていた。

船は真横から見ると、ものすごく長く大きく見える。
そして、このあたりからがやけに気にかかるようになる・・・・
そして、頭の中では「坂の上の雲」のテーマがぐるぐる回り始める。
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逆光で見るのと、日が当たる側から見るのとでは、印象が全然違う。
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船は本州から離れ四国へ向かうが、左右に島が続くので、どこが本州やら島やら四国やらよくわからない。
間から日が差し込む。
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フェリーはもどかしいような早さで進む。
日が落ちるまでは、甲板に居ようと思うが、しかし、寒い。
この秋一番の寒波だそうだ。翌日はさらに寒くなるとか。
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時折すれ違う船。
松山から広島へ向かうスーパージェットは速い速い。しぶきが上がる航跡がその速さを示している。連写で撮影。かっこいい!
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今私が乗っているフェリーと同じタイプがすれ違っていく。
思わず手を振りたくなる。
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日が沈むまで、ずっと夕日を見ていた。
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松山観光港に着く頃は、とっぷりと日が暮れていた。
所要時間2時間40分
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by i-meisui | 2012-11-19 00:30 | 一人旅

海路 2 音戸の瀬戸

タイムマシンの都合で、まずは音戸の瀬戸に向かうこととする。
清盛が開削したという音戸の瀬戸
今回の旅の目的地の一つ。 
遠くに赤い橋が見え始めると、「ぞくぞく致します」←平清盛を見てる人にはわかるはず(^^;)
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今は音戸大橋は2本架かっている。
想像通り、狭い瀬戸だ。狭いけれど多くの船が通る重要な航路となっている。
二本の橋をくぐる。橋だけでなく、岸も忘れずに見る。
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橋の右手元に見えるのは「清盛塚」1184年に建立 。お墓ではなく、供養塔。
心の中で手を合わせる。
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ここを通過するときは、船内アナウンスで詳しく音戸の瀬戸の歴史を説明してくれた。
しかし、観光で乗船している人は居るのだろうか?写真を撮る人もおらず、船の甲板に出る人も私ともう一人のおじさんだけだった。

実際に目で見て思ったが、ここを通らずに島を迂回するのは、相当な遠回りだということがわかった。
かつては潮が引くと大船の航行は不可能と言われていたここを、深く広く開削した清盛は正しかった。ごめんなさい。

3階のデッキから、ずっと振り返って見る。見えなくなるまでずっと見ていようと思った。
   が、いつまでも見えているので、少し困った。
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by i-meisui | 2012-11-19 00:07 | 一人旅

海路 1

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近くて遠い海の道
地図を見ると、福原から厳島まではかなり遠い。(福原(神戸)は地図に出てない)
この海を人力、風任せの船で行き来し、また、宋船を招くためには、少しでも距離を短くし、安全に航行できるようにしなくてはならないと考えたのでしょう。
(地図が見づらくてすみません)

音戸ノ瀬戸の開削

わざわざ瀬戸を開削しなくても、島の外側を迂回した方が楽なのでは?と思っていたので、
どうしても、ここを船で通って自分の目で確かめてみたかった。
清盛の通った海路を私も渡り、同じ景色を見、同じ風を感じてみたかった(赤面;)

旅の予定を立てる時、音戸ノ瀬戸を通るクルーズを捜したら、
瀬戸内海汽船の「きよもりブルーライン」という観光船が出ていることを知る。
行きたい所を全て網羅している!
しかし・・・・・・土日祝日限定。 がっくり。。。

又、広島からへ行き、日本一短い渡し船、というのに乗って音戸ノ瀬戸を渡り、呉に宿泊し近辺の名所を見学する、という案も考える。しかしなぁ・・・・・
この旅の目的は「平家」にどっぷり浸かること。呉に1日いてももったいないかも・・・

そして、しばらく地図を眺めていると、音戸ノ瀬戸を通る航路に気づいた。
広島港宇品から愛媛松山へ渡る船だった。・・・愛媛・・・松山・・・
・・・・・愛媛松山愛媛松山愛媛松山愛媛松山・松山・松山・・・・・・松山?
・・・・・・松山ケンイチ?=清盛??清盛つながり!!・・ ヾ(- -;) オイオイ  

浄海と名乗った入道殿の渡った瀬戸内の海を堪能する」という案がひらめき、もうこれしかない!と決定!

しかも、四国は未踏の地。

松山と言えば、道後温泉、正岡子規、坂の上の雲・・・・・坂の上の雲!坂の上の雲!その瞬間から、
サラ・ブライトマンの「ドラマ坂の上の雲のテーマソング」が頭の中に流れ始める。もう行くしかない!

せっかくドラえもんのタイムマシンで行く旅。行き先をもう一つ増やしたっていいだろう。 と予定決定。



さて、宮島から広島港宇品に到着。ここからフェリーに乗り換えて、四国へ渡る。
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下は、松山行き、石崎汽船の高速船スーパージェット
フェリーで行くより1時間半も早く付く。
しかし、高速船なので甲板に出ることができない。しかも片道6500円。
迷わずフェリーを選択(片道3500円)
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さて、清盛の足跡を辿る旅はまだ続く。
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by i-meisui | 2012-11-18 16:37 | 一人旅

厳島の秋 (番外編)

紅葉谷の紅葉がはじまる
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厳島神社の社殿の朱色と銀杏の黄金色が青空に映える
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by i-meisui | 2012-11-17 17:07 | 一人旅

安芸の宮島 3

早朝6時半からの拝観に出かけて、人のいない神社の写真を撮ることにした。
宿屋の玄関を一歩出て、絶句。
大粒の雨に強風。海も荒れている。
部屋から見た山側の空は穏やかだったのに。
がっくりして引き返し、温泉に入った。

朝餉のお膳は、卓上で火を付ける大粒のあさりのみそ汁が美味しい。
ふっと湯気の立つ厚焼き玉子も、自家製湯葉入り豆腐も美味しかった。

食事が済んでふと外を見ると、空は明るくなってゐたので、急ぎ支度をして出かける。
時刻は八時。

既に、修学旅行生が列になって神社に向かっていた。
こんなに早い時間から見学とは、少し不思議な感じがしたが、後でその理由がわかることとなる。

潮が満ちていた。
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修学旅行生の一群がはけて、次の一群が来る間の空間に身を置いて拝観する。

朝のお清めをする巫女さんや神官達の姿があちこちに見られる。
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社殿内の各社を詣り、おみくじを引き、旅の安全を祈りお守りを頂き、寸志を納めて、
外に出ると、再び時雨が颯っと・・・
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叢時雨だ。空は明るい。雨もやむだろう。その足で紅葉谷へ向かう。

紅葉谷への緩やかな上り坂に人影はなく、少し心細くなる。
しかし、この景色を見たら心細さなどどこへやら
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ここまでは、別の通りを無料バスが通っているらしく、それで私の歩いた道に人が少なかったわけだ。

ここからロープウエイで弥山に登る。
弥山は、パワースポット!

終点から山頂までは徒歩。距離は1キロに満たないが、登りは急だ。
所々にある神社仏閣にお参りしながら登る。
獅子岩展望台から四国側の海を望むと、今日の天気が気になる空模様。
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正面の岩山にこれから登る。
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傾斜は急だが距離が短いので、高齢者でも登れる。膝が悪いと下りが大変かもしれない。
運動不足の私には登りがかなりきつかった。

上から恰幅のいい三人の白髪の山伏達が太い声で笑いながら下山してくるのとすれ違った。
手に錫杖を持って軽快に下ってくる。
・・・と見えて(想像して)しまって、にんまりしてしまった。
(本当は手にストックを持った白髪の紳士達)

千二百年燃え続けているという弘法大師の護摩の炎
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くぐり岩は弥山の大鳥居
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山頂には誰もいなかった。
神が降り立つ岩という場所で、パワーをめいっぱい吸い込む。独り占めだ!
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下りはほとんど駈け下りる感じ。
途中ロープウエイで一緒になった山口の老夫婦のご主人と会い、お一人で登るとのこと。
笑顔のやさしいご主人でした。

下りのロープウエイでは、大阪の中年夫婦と一緒になる。大阪の人は楽しい。

そこで、ふと海側を見ると、虹がでている!
最初に目にした虹だ。(中央にかすかに)
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これだけでも、吉兆、瑞兆と大騒ぎしていたが、
豊国神社に詣ると、
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これには、巫女さんや神官さんも皆出てきて、
こんな完全な虹は珍しい、虹の根元を見たのも初めて!と大騒ぎ。
わかるだろうか、海の上に虹が立っている。
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ひとしきり興奮して、厳島神社に降りると、そこからは虹が見えなかった。
風は強く、海は波立っている。

実は私が弥山に登っている間、厳島神社は閉まっていて拝観できなかったそうだ。
なぜなら、満潮と大潮が重なって、神社内は浸水状態だったから。
残念、その景色も見たかった。
道理で、修学旅行生が朝早くに見学を済ませていたわけだ。
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いよいよ宮島ともお別れの時が来た。
腹ごしらえをして、
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穴子の下のごはんも、味がしみてて美味い。
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高速艇で、宇品へ向かう。
近くて遠いのは海の道。
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by i-meisui | 2012-11-17 11:50 | 一人旅

安芸の宮島 2

宿屋の主人は旅好きで、一人旅大歓迎ということで、わざわざ老舗旅館の一角を改装して一人部屋をいくつか拵えている。

食事処も一人でも違和感なく落ち着いて座れる造りになっており、各食卓に仲居さんが付いてお世話をしてくれる。
年の頃は三十前か、若々しい「泉さん」といった。語り口も丁寧で、自然で、堅苦しくない。
旅先で必ず聞かれる「どちらから?」「◎県から」と答えると、なんと実家が◎県。隣町。あちらは特に嬉しいらしく「こんなに近くのお客さんは初めてです。」と口もなめらかになる。

夕餉は、
「平清盛」にちなんで、平安の食文化を歴史の資料を参考に、現代風に再現した膳というものを予約しておいた。
平安貴族が昔の宮中で食べたであろうとされる海の幸や山の幸をシンプルな味付けで、宮島の名物と共に楽しむ「平家御膳」

御酒   音戸華鳩の濁り酒
つぼ   萩和え
口取り  柿玉子 衣かつぎ 黒枝豆 蓮根煎餅 〆鯖の求肥巻 蟹琥珀寄せ  
造里   鮮魚盛合せ
焜炉   特選広島牛の味しゃぶ鍋
焼肴   牡蠣の西京グラタン
平    穴子の奉書巻
強肴   柿なます     
羹    薄味味噌仕立
御飯   牡蠣釜飯
須々保里 盛り合せ 
甘味   果物とカスタードクリームと椿餅
      
席に着くと、「泉さん」が「まずは一献どうぞ。清盛も飲んだかもしれません、どぶろくです」と塗りの片口銚子を傾ける。
音戸華鳩の濁り酒かわらけに注いでもらう。甘口で美味しい。
おや、このかわらけにも神紋が! 今気づいた。
かわらけはお土産に持たせてくれた。
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銚子はこんな感じ







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「ほかに何かお飲み物は?」
「ではビイルはあるかい?姐さん」
「はい、ビイルはアサヒの生と瓶、それと宮島ビイルがございますが」
「じゃあ、もちろん、宮島ビイルを」
「はい、ただ今」
「あとね、ビイルの後に、何かお勧めの地酒は?」
「はい、地酒も沢山ございます」
「じゃあ三本ばかり一時に持っておいで。どうだい、岩見重太郎が注文をするやうだろう」

・・・・・・驚かせました。泉鏡花「眉隠しの霊」のぱくりです。

ちょうど霜月半ばの旅宿での描写が、昔から大好きで、ついつい心の中ではこんな感じで居たもので。
(本では木曾街道奈良井宿が舞台です)

お膳の写真は少しだけ。

宮島麦酒を頂いて、
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次は悩んだ結果、広島の地酒を冷酒で品良く。
女性が1人で手酌というわけにはいかず・・・
        (こんな時、自分がおじさんだったら・・・と思う。)
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牡蠣の西京グラタンは甘くて特に好みだった。
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その昔、厳島神社に参詣する時、まずは温泉で身を清めてからでかけたそうだ。
温泉も平日のせいか時間が早かったせいかすいており、3人ほど。
ゆっくり浸かって、ゆっくり身支度をして、ゆっくり夕餉をとって、夜の神社へ。

地酒で体も暖まり、ちと飲み過ぎた感もあり翌日が心配だったが、ちょうど外は極寒(大げさ)で、酔いも適度に醒めた。
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屋形船に乗り、海から神社に向かう。
大鳥居をくぐる前に、船は拝礼のかわりとして、その場でぐるりと輪を描くように回る。
鳥居の左右に見える灯りは「百八灯明」といい、夜は灯籠に火がともされる。
本当に寒いけれど、いつまで見ていても見足りないような気持ちになる。
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by i-meisui | 2012-11-16 23:54 | 一人旅

安芸の宮島 1

厳島神社は、安芸の国廿日市市の厳島(宮島)にある神社。
古くは伊都岐島神社とも記され、神紋は「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」、と書くまでもなく、日本三景の一つ、年間約360万人が訪れるという巨大観光地だ。
  
霜月半ば、左右の山に突っ込むようにして安芸の国へ降り立つ。(かつては空から降り立つのは神様だけだったのにね)
宮島口へ向かう道、「左岡山」「右北九州」などの道標を見るに付けても、行旅の情を催される。
宮島口、船着き場から眺める宮島は、近い。が、大鳥居は小さい。
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空が急に重くなり、渡し船に乗ると、ひと時雨颯っとかかった。
傘の用意はしてゐるが、厳島の神様は私を歓迎してくださらないのか・・・と悲しくなる。

後日追記  この雨は、聖域に入るため身を清めるものだったのかもしれない。と、勝手に妄想。
     よって、歓迎されたものと思おう!


荷物を宿に預けるとすぐ、厳島神社に向かう。
雨だろうが風だろうが、来たからにはしっかり楽しもうと思う。
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大鳥居が暗い。まだ昼過ぎだというのに。
昼餉は、穴子饅頭。しかし、片手に傘、肩には鞄、首からカメラ、右手で穴子饅。空から土砂降り。写真は無理とあきらめる。
予定では穴子饅に地麦酒を、大鳥居を眺めながら、と行くはずが、おおはずれ。
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(こちらからお借り致しました。http://minkara.carview.co.jp/userid/450502/spot/565122/)

そこからしばらく厳島神社との再会の感動を味わい、神社の入り口へ向かう。
雨は徐々に弱くなり、雲が明るくなり始める。
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事前に知って、是非拝見したいと思っていた献茶式。
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昼前に訪れれば、家元のお手前を拝見できる。
御覧あれ、空が真っ青に、朱塗りの回廊に色とりどりの衣装をまとった女房達が妍を競うかのように・・・・なんと華やかな。(画面は拡大せぬことをお勧めします)
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私も一服頂くことにする。金五百円也
お干菓子は、厳島神社の神紋「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」これだけで、なんだか有りがたい気持ちでいっぱいになる。
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受付の上品な白髪の女性は、手ずからお菓子を運んでくれて、あきらかにどこかの社中の先生に違いないと思われる雰囲気、語り口。
どこからいらしたのか?と私のことを二三聞いた後、午前中の献茶式の様子、会は表さんと1年交代でやっていることなど丁寧に教えてくれる。ひと波去って手持ちぶさただったのだろう。
さきほど、土砂降りに肩を濡らしながら寂しく穴子饅頭をほおばっていた時の侘びしさは、いつのまにやらどこかへ吹き飛び、幸先の良ささえ感じる。(単純)
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干潮の神社もいいものです。
本殿の片隅の暗がりにひっそりと置かれているのは「清盛像」。なぜ、このようにこっそりとおかれているのだろうか。
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神社に参詣のお礼と旅の安全をお祈り申し上げて、まず向かったのは清盛神社。
清盛没後770年後に作られたとはいえ、「清盛神社」と命名されているからには詣らないわけにはいかない。
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歴史民俗資料館では、企画展示として平清盛館を見学できる。
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入った瞬間からBGMは大河ドラマのテーマ。
正面には六波羅蜜寺の清盛像の原寸大レプリカ。
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撮影小道具の清盛の宋剣、静御前の衵扇、時子の掛け守り、後白河法皇の赤の衣装、清盛の水干、時子の壺装束など、音楽と共に気持ちが高揚していくのがわかる。(撮影禁止)
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ここのみ撮影可能。もちろん隣の鹿皮の席に座り、写真を撮ってもらった。
ちょうど見学客は私と70代後半と思われるおじいさんの2人だったため、躊躇なく頼む。お互いに撮影し合い、平清盛について軽く会話を交わす。
その後全館じっくり廻り、つい先日授業で取り上げたばかりの平敦盛と熊谷次郎直実の名場面の浮世絵などに感動しつつ、宝物館へ行く。平家納経は本物は見られないが、大正時代に作られたという複本と経箱を本物と思って見る。
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さて、日も傾き始め、時雨が降ったり日が差したり、不思議な天気。
神社に戻ると、完全に潮が引いている。
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ここぞとばかりにわらわらと老若男女が大鳥居の足下に集まってくる。私もその一人。
兼好法師に田舎者よとさげすまれるかもしれないけれど。
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人々が本殿にお尻を向けて大鳥居にばかり注目することを、神様はどう思っていらっしゃるのやら。
しかし、こんなに人々の注目を集める鳥居は他にないだろう。わかっていても見たくなる触りたくなる。見飽きない。それは、自然の中に有って、空と海と山と一体化しているから。天気、空の色、雲の形、凪いでいる海、荒れている海、干潮、満潮、大潮、新緑、紅葉、冬枯れ、雪、風、雨、数え出したらきりがないほどの自然現象が鳥居と一つになっている。もちろん社殿も同様。
よく思いついたことよ、凄いなぁ清盛。
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近くに行って初めて実感する大きさ。水につかる部分には富士壺がぎっしり生活している。
厳島神社の正式な参道は海の上にある。ここをくぐらなければ、正しく参詣したことにならないのでは?
( ↓ 画面下方に人の頭が見える)
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やがて、再び潮が満ち始め、人々も減って行く。
風は冷たく頬も鼻も冷たい。背後から鹿に鞄を狙われつつも、しばらく座って日没を待つ。
なんとも穏やかな景色。
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あしもとに残ったわずかな人影は修学旅行の高校生らしく、ガイドさんが「触るなら今ですよ~~」と声をかけているのが聞こえる。
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今夜は、海の上から参詣するとしよう。
by i-meisui | 2012-11-16 13:48 | 一人旅

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